診療日 平日午前09:30~13:00 午後15:00~19:00 土曜日午前09:30~13:00 午後15:00~17:00
気になる口臭、どうすれば口臭がなくなる?
口臭は“口あるいは鼻を通して出てくる気体のうち、社会的容認限度を超える悪臭”と定義されています。
つまり、多くの人が不快に感じる息のニオイは、口臭に分類されるといえます。
ですが、口臭の種類によっては自分で気づきにくいものです。
それだけに、口臭があっても自分では気づいていないだけで、周りの人は不快に思っているのではないかという不安をあおります。
今回は口臭について説明をしていきます。
口臭のセルフチェックの方法
口臭の有無をチェックするための簡単な方法がいくつかありますので、ご紹介します。
1.両手で口を覆って息を吐いて臭いをかぐ
両手で口を覆った状態で、両手の中に息を吐きます。直ぐにその息を臭ってみて、臭いがあるかないかをチェックします。
2.袋の中に息を吐いて臭いをかぐ
袋の中に息を吐いて、時間が1分程度経ってから、臭いがあるかどうかチェックします。
3.使った後のデンタルフロスや舌ブラシの臭いをかぐ
デンタルフロス、舌ブラシを使った後に、臭いがついていないかどうか確かめます。臭う場合は、舌苔または、歯垢(プラーク)の中に菌が繁殖しており、口臭が発生していることがあります。
4.唾液の臭いをかぐ
唾液が臭っている方は、口臭が発生している可能性があります。
4.市販の口臭検査機を使用する
口臭の度合いを調べる「口臭チェッカー」とと呼ばれる電子機器があるのをご存じでしょうか。
数千円程度で購入することができ、どれくらいの口臭が生じているのかを数値などで示してくれます。
自分の口臭の程度を客観的に知りたい、という方は口臭チェッカーを利用してみるのも一つの手かもしれませんね。
口臭にはどんな種類があるの?
口から悪臭が出ることを口臭といいます。口臭はその原因によって「生理的口臭」「病的口臭」「外因的口臭」の3つに分けられます。
- 生理的口臭
朝起きた時や空腹時、ストレスが大きいときなど、生理的な理由や加齢によっても発生するもの - 病的口臭
口の中の病気や体の病気によって口臭が起こるもの - 外因性口臭
ニンニクやネギなどの特徴的な強いにおいのする食品を食べたり、喫煙によって発生するもの
1.生理的口臭
生理的な口臭は、誰にでもあるものです。
常に周囲の人を不快にさせるほどのものではなく、近距離で接した場合などに気になることがある程度だと考えられます。
起床直後や空腹時、緊張時などには特に強くなる傾向がありますが、これは唾液の分泌が減少しているときには細菌が増殖し、口臭の原因物質が作られやすくなってしまうためです。
また体調不良やストレス、生活習慣の乱れ、女性の場合は生理・妊娠などに伴うホルモンバランスの変化などが原因で発生する場合もあるといわれています。
生理的口臭の場合には治療は必要ありません。
2.病的口臭
歯周病が原因の口臭は、歯周ポケットにたまった歯垢から腐敗臭がする場合と、歯茎にたまった膿が外に出てきて臭う場合があります。虫歯が重症になった時にも口臭が発生する場合があります。
歯周病も虫歯も悪化すると歯を失ってしまいますので、出来るだけ早めに歯科を受診して治療しましょう。治療すると口臭も改善していきます。
また、病的口臭には、糖尿病による肺から臭いが出てくる口臭もありますので、早期の医療機関での受診が必要となります。
3.外因性口臭
例えば、前の晩に食べたニンニクの臭いが翌朝まで残って、口臭が発生している場合などです。ニンニクの臭いは、まだニンニクが胃に残っていて、胃から出ていると思っておられるかもしれませんが、実は臭いは主に肺から吐き出されています。
食べ物や、飲み物による口臭は一時的なもののため、治療の必要性はありません。ただし、タバコによる口臭に対しては禁煙などが必要となります。
口臭の治療方法
生理的口臭や外因的口臭に対しては治療の必要性はありませんが、病的口臭に対しては医療機関での治療が必要となります。
口臭の原因がわからないと治療ができないため、出来るだけ早めに歯科を受診して治療しましょう。治療すると口臭も改善していきます。
当院では、歯周病・むし歯・唾液分泌現象による口臭の治療方法を行うことができます。また、全身の病気が原因で口臭がある場合には提携先の病院に連絡を取り合い治療を進めてまいります。
まとめ
口臭は自分ではわかりにくいものです。口臭の原因のほとんどは口腔内に原因があると考えられていますので、口臭が気になる方は歯科でご相談くださいね。